経路情報入力/オンライン申請のやり方⑦

経路情報入力/道路情報便覧付図表示システム

それでは経路情報入力のご説明をいたします。

オンライン申請のやり方①でご説明した下記のアイコンをクリックします。

道路情報便覧付図表示システム3

すると「道路情報便覧付図表示システム」という画面が表示されます。

このシステムは経路を選択するためのものです。経路を選択するやり方はオンラインとオフラインの2種類ありますが、今回紹介するやり方はオフラインの経路作成をするやり方です。

オフラインだと自分のPC上で経路を作成できるので自分のタイミングで経路を作成するメリットがあります。

まずは赤枠で囲っているアイコンのご説明をします。

道路情報便覧データ1

いくつかアイコンがありますが、まずは以下の4つのアイコンの使い方をマスターしてください。他のアイコンは徐々に覚えていけばいいと思います。

  1. 検索
  2. 移動モード
  3. スパン情報
  4. 交差点番号の選択

道路情報便覧データ2

検索

特種車両通行許可では出発地と目的地までの距離が離れていることが結構あります。道路情報便覧付図表示システムでは画面上をスクロールすれば随時画面移動が出来ますが、スクロールでは場所が離れていればいるほど画面移動の時間がかかってしまいます。

そんな時には検索の機能を使用すると便利です。

住所検索で出発地や目的地の住所を入力するとその住所まで地図が動いてくれます。

道路情報便覧データ3

道路情報便覧データ2-1

移動モード

移動モードは地図をスクロールする時に使用します。

道路情報便覧付図表示システムでは地図をスクロールするときにはこのアイコンを使用します。

経路作成は交差点を探したり高速の出入口を探したりと細かい作業が連発します。そんな時はこのアイコンがとても便利です。

道路情報便覧データ2-2

スパン情報

スパン情報は道路の情報を調べる時に使用します。

下記の①のように道路をクリックします。すると②のようにクリックした道路の情報がスパン情報として表示されます。特殊車両通行許可は道路を管理している道路管理者の数が多くなれば多くなるほど許可までに時間がかかる傾向があります。また管理者や道路種別が未調査だと自分で道路名を調べなくてはなりません。

期間や手間などを考慮して経路を作成するにはスパン情報はかかせません。

道路情報便覧データ4

道路情報便覧データ2-3

交差点番号の選択

交差点番号の選択とは交差点をクリックするだけで交差点番号が登録される画期的な機能です。道路情報便覧付図表示システムで最も重要な機能です。経路作成は車両が通行する交差点番号をクリックすることによって作成されます。

下記の画面のように交差点番号「9456」をクリックすると「選択特車交差点番号一覧」に9456が登録されるようになっております。あとはこの作業を繰り返すことで経路が作成されます。

道路情報便覧データ5

通常は下記のように道路は道路種別によって赤色や黄色に色分けされています。

道路情報便覧データ6

この状況から交差点番号をクリックするとその交差点を中心にピンク色に色が変わります。色がピンク色になれば原則その先に通行できることを表しています。

つまり下記の例でいうと9456を中心にピンク色の線が東西南北に伸びていますので、4方向それぞれ進むことができるということです。

道路情報便覧データ7

仮に交差点番号9456から北上する経路をとるとします。

9456の次に9487をクリックします。

すると9456~9487間が今度は青色に変化します。

青色は経路が確定していることを表します。(例外もあります)

このようなやり方で青色の線を出発地から目的地までつなげることができれば経路を作成することができます。

道路情報便覧データ8

経路を保存する

試しに下記のように経路を9446から4663までとってみました。

経路をとったらエクスポートをクリックします。

(地図上では交差点番号9492以降は交差点番号も表示されていないし青色の線にもなっていません。このことについては未収録道路の設定の仕方でご説明しています。)

道路情報便覧データ9

すると.dfzファイルが作成されます。この.dfzファイルのなかに皆様が作成した経路情報が保存されています。

逆にインポートをクリックして.dfzを読み込めば前回作成した続きから経路を作成することができます。

道路情報便覧データ10