制限外積載許可申請
制限外積載許可とは車両に積載する貨物が道路交通法で定められた基準値を超える場合に警察署に申請する許可です。
特殊車両通行許可制度が道路法を根拠法としているのに対して制限外積載許可は道路交通法を根拠法にしています。
よって以下の基準を超える場合は特殊車両通行許可とは別に制限外積載許可を取得しなければなりません。
許可基準
- 電柱や鋼材のように分割又は切断できないもの。
- 運転に支障をもたらさないことや転落又は飛散のおそれがないこと。
- 車両が走行することで交通状況に影響をもたらさないこと
申請先 | 出発地の警察署 |
申請者 | 車両の運転手 |
期間 | 原則として1経路 運行が終了した時点で許可もなくなる |
許可証発行までの期間 | 申請してから約1週間 |
手数料 | なし |
制限外積載許可申請が必要になる基準は以下の制限を超える場合です。
- 長さ:車両の長さから10%を超える
- 幅:車両の幅を超える
- 高さ:3,8m(高さ指定道路は4,1m)を超える
許可がされた場合の要件緩和
- 長さ:車両の長さの1,5倍まで
- 幅:自動車の幅を除き両サイドの合計が1m以内(ただし、車両と貨物の合計の幅が3,5m以内にかぎる)
- 高さ:4,3mまで
申請時に必要なもの
- 制限外積載許可申請書
- 経路図
- 積載物の諸元
- 積載方法概略図
- 運転者一覧表等